ナガクビの新種一挙2種1亜種記載!!!!!!!
ご無沙汰してました。いろいろ忙しくてつい放置してました。が!今日は書かずにいられません!!!
Bill McCord氏からReptiliaに氏のChelodinaの新種記載の論文が3報一挙掲載されたとの知らせが来ました!許可を得て写真を転載致します。

まずChelodina gunaleni
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ニューギニア島の南西岸に分布。なんといっても特長はその赤み。
親になってもご覧の通りです。全ての個体がここまで赤くはないかもしれませんがそれにしてもスゴイですね。和名はやっぱり「アカガオナガクビ」でしょうか。
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分布からいってもC. novaguineaeに近いのでしょうが、C. novaguineaeより末広がりです。性二型が激しいようでいわゆる蚤の夫婦というやつです。
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ベビーも赤いですね。C. novaguineaeよりさらに赤味が強いようです。喉甲板と間喉甲板のシームの長さと喉甲板と肩甲板のシームの長さがほぼ等しく合わせて「W」に見えるのも特長的で同定の決め手にもなっているようです。
驚いたことに既に国内に不明種として入荷したことがあるようです。インドネシア領なので今後も来るかもしれませんね。

次にChelodina timorensis
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チモール島の東端に分布。マッコードナガクビ(Chelodina mccordi)をほっそりさせた印象です。以前からチモールにはナガクビがいるという噂でしたが、やはりいたんですね!和名はすなおに「チモールナガクビ」でしょうかねぇ。
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間喉甲板と肩甲板のシームの長さより間喉甲板と喉甲板のシームの長さが長いこと(つまり間喉甲板はより細長く見える)のが決め手の一つのようです。

最後はChelodina mccordi roteensis
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ロティ島固有種のマッコードナガクビですが、東部個体群をさらに亜種分割したようです。西部個体群にくらべて頭が大きくゴツい感じです。
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ちなみに東部個体群といってもたった1つの湖にしか生息していないそうです。和名は「ヒガシマッコードナガクビ」かな?なら基亜種C. mccordi mccordiは「ニシマッコードナガクビ」ってことになりますね。

分布域から考えて、いずれの種/亜種も既に国内に入ったことがある可能性があります。特に古くからのノーバン/マッコードが個体差が激しいという問題の一部はこれらの新記載種/亜種で整理することができるのかもしれません。
いずれの種も点在分布なので乱獲されたりしたらひとたまりもありません。クレージーな物欲に踊らされた心ない人々によって乱獲されたりしませんように!

Showing the photographs with authors' permission (Thanks Bill!).
Reference:
C. gunaleni
Reptilia 52: 47-52 (2007)
C. timorensis
Reptilia 52: 53-57 (2007)
C. m. roteensis
Reptilia 52: 58-61 (2007)

Today's show:

Vince Welnick & Missing Man Formation
10/13/98 All
Wetlands Preserve, New York, NY
by acanthochelys | 2007-06-20 11:07 | その他のナガクビ類
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