カテゴリ:曲頸類グッズ( 6 )
新刊オージー本!
オージーサンタからのプレゼント、ひさびさのカメ本紹介です!

曲頚類の本場オーストラリアの新刊本「A Guide to ... Australian Turtles in Captivity」です。著者はAdam Elliott氏です。
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オーストラリアのカメ専門の飼育本としては故Darren GreenのKeeping Long-necked TurtlesとKeeping Short-necked Turtlesの2冊以来です。
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前半は一般的な知識から飼育法全般をかなり細かに説明していますが、採集できる生き餌のところで紹介されている昆虫が当たり前ですが全部見慣れないオージー産昆虫だったり、ヤビーやらガラクシアスやらだったりするところが面白いです。他にも野外飼育のときに気をつけるべき害獣としてカラスとともにワライカワセミが紹介されてたり...。中盤はカメの病気と健康管理に関する記述があり、なかなかグロい写真もでています。

後半はお待ちかねの各種紹介です。撮り下ろし写真ばかりではないのが少々残念ですが、そこはオージーガメを広く紹介しています。
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John Cannの記載したマックォーリーの東側の亜種群やChelodina rankiniはここではそのまま紹介されています。特に目を引くのは、Saw-shelled turtle(ノコヘリカブトガメ)(Wollumbinia latisternum)のうち、分布域最南端のRichmond川の個体群をSouthern Saw-shelled turtle(W. dorsii)として紹介されていることです。
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Wells氏が2008年に出した論文を根拠としてるらしいですが、Wells氏と言えば上のC. rankiniはじめスッキリとは支持をされない種名を乱発気味の方なので、このW. dorsiiも今後広く認められて行くのは、クエスチョンマークです。ちなみに、全種紹介されているかと思えば、なぜかマニングリバーやガルフカブトは一切登場していません...。

各種について、形態的特徴、分布域などの野生の状況から、飼育しやすさ、繁殖、手に入りやすさ(!)に至るまでが紹介されています。面白いのは日本では飼育最難種として名高いオブ様ことコウホソナガクビが、飼育しやすい種として紹介されていること。他のほとんどの種も「easy to keep」とされていて、初心者にお勧めしないとされているのはハヤセガメだけでした。

同時に「A Guide to ...」シリーズでパイソンやらモニターやら他に9冊出ているようです。

おまけは、うちで一番クリスマスっぽいカラーリングのカメ、キンバリーアカミミマゲクビ(Emydura australis
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上の本の筆者も、ニシキマゲクビに負けないくらい美しい種と思っているようで、もっとたくさん出回るようになれば人気が出るだろうと書いています。全く同感です!

Merry Christmas for all turtles lovers!!

Show of the day:
Grateful Dead
10/09/89
Hampton Coliseum, Hampton, VA
by acanthochelys | 2012-12-23 23:06 | 曲頸類グッズ | Trackback | Comments(6)
流出ビデオ??(笑)
GWですねぇ。

そんなこととは全然関係なく....。

ずーっと以前にアメリカで手に入れたオーストラリアのカメのビデオテープを、引き出しの奥から発見しました。

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ユタ大学制作の短編2本で全体で40分程度の短いものです。

前半はオーストラリアの曲頸類全体の分類の紹介。
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オープニングを飾るのは「ビクトリア」ことアカミミマゲクビ(Emydura victoriae)ですね。見事に巨頭化してます♡。
MCはJohn Cannとともにハヤセガメやカクレガメを記載したJohn Legler博士。

後半はハヤセガメ(Rheodytes leukops)の直腸呼吸についてのくわしい紹介。
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なんだかワイセツな映像みたいですが、至ってマジメな内容です(笑)!

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生きたハヤセガメが見られるのはかなり珍しいと思います。Legler博士の研究室らしき風景も見られます。
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この際なので、デジタル化しておこうと思っています。

おまけはクロハラヘビクビ6号(Acanthochelys spixii)。
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すっかり暖かくなったので、ベランダに出さなきゃですね。

さて今週末は「ぶりくら感謝祭」。ぼくも遊びに行きまーす。

そして九レプも3週間足らずに近づいて来ました。
ということで、こちら↓もお忘れなく!


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入場無料で、どなたでも参加できますので、遠方からの方も奮ってお越し下さい!!

Show of the day
Grateful Dead with Beach Boys
04/27/71
Fillmore East, New York, NY
by acanthochelys | 2010-05-06 07:16 | 曲頸類グッズ | Trackback | Comments(6)
マキシマムドライブ!じゃなかったマキシマムカード
 生き物はそれほどかわりばえしませんので....

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 最近ネットオークションでゲットした、ロンギ(オーストラリアナガクビ)の切手+絵はがきです。オーストラリア発行の通常切手で、発行数も多いので、ご存知の方も多いかもしれません。絵はがきには切手と同じロンギの絵柄が描かれています。

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 消印の絵柄はゴアナで、よく見るとTaronga Zoo Parkとありますね。さらに消印の日付の1982年6月16日は、この切手の発行日です。このように、切手の発行にともなってそれにちなんだ絵柄の封筒や絵はがきに発行当日の消印を打ったものが、郵趣家向けの記念品として売り出されることがありまして、封筒の場合は初日カバー、絵葉書の場合はマキシマムカードと呼ばれます。

 以前にも書きましたが、僕は曲頚類の切手の収集もしています(そもそもそれほど種類は発行されてませんが)。この切手自体は珍しくないので、もちろん単体では入手済みでしたが、こんな楽しいマキシマムカードがあるとは知りませんでした!

 切手に使われるカメの絵柄は、実物とは随分かけはなれたものが使われることも多いのですが、このロンギ切手は、目つきが悪いけど、甲羅の感じはバッチリで、お気に入りの絵柄でした。絵葉書の大きい図版で細かいところまで見られて満足です:)亡くなった友人宅でこの切手を見せてもらったことが、ぼくが曲頸類切手収集を始めるきっかけになったということもあり、個人的にも思い入れの強い切手でもあります。

 おまけはまたかよと言われそうな、動画です。



正月に留守にしている間に、まるっきりエサを喰わなくなっていたウォレルマゲクビ(Emydrua s. worrelli)ですが、なんとかここまでは復活しております。

年明けすぐの頃はエサは全く食べず、便は真っ白で綿のようでした。とりあえず温度を28度に上げて、それでも変化が無いので抗生物質を2度注射してみたりしました。その後、乾燥エビは食べるようにはなりましたが、ペレットは一切口にしないのがしばらく続いてたので、CBで効果は期待薄だけど駆虫でもしてみるか、それともUVか?なんて思っていたところ、2月頃からペレットを食べ始めました。

今はよく食べるようにはなりましたが、ご覧のように以前に比べひどくビビりになってしまいました...。

Show of the day:
Missing Man Formation
08/24/97
Lagoon Park, San Rafael, CA
by acanthochelys | 2010-04-22 08:01 | 曲頸類グッズ | Trackback | Comments(4)
John Cann's new book!!!
Johnからnew small bookが出るよときいて早1年、やっと手元に届きましたー!
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本国では11月に出ていたようです。注文して先週届きました。
ページ数も少なく値段が安かったので正直あまり期待しておらず、せいぜい名著AFTの短縮版程度だろうと高をくくっておりましたが....。

これはイイ!

写真の半分くらいはニューテイクです!ほんの一部だけ紹介します。

ミナミカミツキカブト(Elseya albagula)。トゲトゲしてます。
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ハヤセガメ(Rheodytes leukops)。ベビーはなんだか犬っぽいです。
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クッチリングナガクビ(Macrochelodina kuchilingi)。
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生きている個体の写真は世界初ではないでしょうか?!!

アーネムナガクビ(M. burrungandjii)。
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ベビーもさすがいいフンイキですねぇ。

Johnの著書ですので、当然マックの水系による亜種分けもAFT通りに紹介しています(本国の多くの人はクレフトE. m. kreffti、フレーザーE. m. nigra、クーパークリークE. m. emmotti以外はすでに懐疑的ですが)。

新分類にも(それなりに)対応しています。

Elseya属でも、E. albagulaはもちろんE. jukesiE. stirlingiなんかも独立種として紹介されています(この辺は次回のエクストラクリーパーをお楽しみに(←宣伝ww))

オブロンガはMacrodiremys属にされています。本書のベストショットの一つオブロンガのベビー!!
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こんなカラーリングなんですね!初めて見ました!!

そのわりにアゴヒゲナガクビ(M. walloyarrina)が出ていないのが解せませんが...。
Wollumbinia属を設けず全部Elseya属のままなのも不思議、Wollumbinia属は広く認められてると思いますが....。

基本的にWells & Wellington(1985)と2007年のWellsの一連の再分類にしたがっているようで、ChelodinaのQLD東岸個体群もChelodina rankiniとしてC. canniから分けて紹介しています。
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正直ちょっと微妙な感じですねぇ。

さらに、これまでの彼の本と違い、「Status」として各種の保全状況が記載されています。やはりオーストラリアでもカメの生息環境は悪化の一途をたどっているようで、エキパン(M. expansa)がNear threatened(「絶滅のおそれのある種」に近い種)になっていたりしてちょっとショックですね。

ホビイスト向けとしてはたくさんの種が紹介されていて楽しい本ですが、学問的には批判を浴びそうな....。でもそれもこれも各地域集団を種、亜種と分割することで、地域ごとに保全を行いやすいくしようというJohnの意図なのでしょうね。

福岡は週末は連日の雪で積もったりしていました。ベランダのコたち、カバーをあけて雪が降り込んで凍えさせてもと思って様子の確認をためらっております。大丈夫かな.....。

Show of the day:
Grateful Dead
12/01/79
Stanley Theatre, Pittsburgh, PA
by acanthochelys | 2009-01-26 09:01 | 曲頸類グッズ | Trackback | Comments(6)
やっと出ました。エクストラクリーパー2
そろそろ秋風が吹き始め、屋外のカメたちの取り込みどきを考える今日この頃、いかが御過ごしでしょうか?
今年もエクストラクリーパー2がめでたく出版されました。手違いで表紙には文字がありませんが、第二特集でひっそり「マゲクビガメ総覧」ってのを担当しましたので、ご興味のある方はよろしくお願いします。

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一応表紙にちっちゃくうちのクレフトマゲクビの写真が出てます(赤丸の中です)。

Today's show:
Donald Fagen Band
03/03/06
North Fork Theatre, Westbury, NY
by acanthochelys | 2007-09-26 01:07 | 曲頸類グッズ | Trackback | Comments(4)
Tortoises of Australia
John Cannのカメ著書の1冊目「Tortoises of Australia」(1978年発行)。
オージーで"tortoise"と言えば、淡水のカメのこと。今では、"turtle"ということも増えてきましたが、まだまだ使われてます(例えば→ http://chelidphil.exblog.jp/1773304/)。
10年ほど前まだ埼玉にあったR(現春日井)から通販で購入しました。
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表紙はアカミミマゲクビ(Emydura victoriae)。本当に何度も読み返しました。
んで、LAで憧れのJohn本人に会えたのでサインをもらいました↓:)
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こちらはぼくがノコヘリラブになったきっかけの写真↓。
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当然すでに絶版で入手困難ですが、オンライン版が公開されてます↓
http://www.australianportraits.com/aquarium/topics/creatures/tortoises/default.htm

これに続く2冊目のカメ本が皆さんご存知FTAこと「Freshwater Turtles of Australia」ですね。素晴らしいこの本も10年前の出版なわけで、あちこち訂正の必要が出て来てますが、Johnは(執筆中は家族そっちのけでのめり込んでしまうので)奥さんから「もう本を書いてはいけない」とクギをさされているそうです。残念です...。

ちなみにJohnの処女作はビバガの訪問記にも紹介されていた「Snakes Alive!」。こちらは爬虫類(主に毒ヘビ)の見せ物を代々生業にしてきたCann一族とその同業者たちの物語。こちらも(カメではないですが)珍しい写真満載で、読めばおもしろいのはわかってんですが、なかなか読み進めません.....。

Today's show:
Santana 10/14/70
Capitol Theater, Port Chester, NY
by acanthochelys | 2007-01-31 19:54 | 曲頸類グッズ | Trackback | Comments(13)