カテゴリ:その他の曲頚類( 6 )
たなばた
7月になってしまいましたねー。

エクストラ4の原稿鋭意制作中です。
ニューギニアカブトなんて大嫌いだー(笑)!なんて心の叫びは置いておくとして.....。

資料を捜していてこんな系統樹をみつけました。形態、DNAモロモロの現在分かっている知識を総合した系統関係ということのようです。

ヘビクビガメ科全体の系統関係。
属名は原著のままです。
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フーム、アウトグループの取り方にもよりますが、1、オーストロラジアのナガクビ、2、南米のヘビクビガメ、3、オーストロラジアのショートネックの大きな3グループにここでは分けています。Acanthochelys+Platemysが意外なところに付いてます。

こちらがアフリカヨコクビガメ亜科の系統関係。
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フムフム。マランはそこに入れるか....。オカバンとウスグロは近い、のかなぁ。

そしてこれがナンベイヨコクビガメ亜科の系統関係
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こちらは見事に階段状です。マダヨコはAとB2つの系統関係が言われているんですな。

ところどころ?なところもあるような気もしますが、全体としてはなるほどねーという感じです。

出展はこちら:
Iverson JB, Brown RM, Akre TS, Near TJ, Le M, Thomson RC, Starkey DE.
In Search of the Tree of Life for Turtles.
Defining Turtle Diversity: Proceedings of a Workshop on Genetics, Ethics and Taxonomy of Tortoises and Freshwater Turtles.
Chelonia Research Monograph 4: 85-106 (2007).

ブログのポリシー上曲頸類の分だけを紹介しましたが、原著にはカメ目の全ての科の系統関係が出ています。

↓で報告したロンギコリス、結局水中産卵で4個回収しました。壊れた卵とかは見つからなかったので多分産んだ分は全て回収できたはずです。まだ白濁はしていないそうですが...。

Show of the day:
Frank Zappa & Mothers featuring Captain Beefheart
05/23/75
El Paso County Coliseum, El Paso, TX
by acanthochelys | 2009-07-07 06:58 | その他の曲頚類 | Trackback | Comments(6)
ぱらだいす、しょの1
既に3週間前になりますが、名古屋出張の帰りにかの有名なDr. Kのお宅にまたまたお邪魔して来ました。

クリーパーの超両爬道でも紹介されたカメ飼育小屋の中はまさしく「カメパラダイス」!

何度来ても、「うぉーっ」と叫んでしまうコたちが目白押しでした。

曲頚類がメインでしたが、チズガメやヤマガメ、リクガメもいましたよー。
でも、もちろんぼくの興味は曲頚だけ、その中からほんの一部を紹介すると....

トゲモモヘビクビ(Acanthochelys pallidipectoris)、2ペアいました。ひろびろとタタキ池で飼育されてて、産卵までは至るそうですが、そこはそれ悪名高きAcanthochelys属、冷やそうがどうしようが発生開始したことが無いそうです....。難しいものですね。
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ズアカヨコクビ(Podocnemis erythrocephala)、コレも2ペア。ご覧のようにメスはオスに比べて地味ですね。ワイルドが市場に出回っていた頃は観賞価値の高いオスばかりだったので、わざわざ汚い個体を探しまくってメスをゲットしたんだとか。これもいずれベビーが取れるでしょう、楽しみですね。
これがオス
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こちらがメス
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コシヒロカエルガメ(Batrachemys tuberuculata)、これも卵は産むけど発生しないそうです。
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南米のちょっと涼しい地域にすむカメたちはなぜか皆こんな感じ。やはり現地の環境になにか秘密があるんでしょうねぇ。

ブラジルヘビクビ(Hydromedusa maximiliani)、オス1頭のみ。水面に常に扇風機をあてて空気が回るようにしてありました。こうすると生息地の渓流の環境に近づくのか状態が上がったそうです。すごく太ってますね:)
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口角のフラップは本種だけの特徴です。
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エドワードハコヨコクビ(Pelusios williamisi lutescens)、これもペア飼い。目の下の白いラインが特徴的。
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もちろん究極のアフリカ曲頚トゥルカナハコヨコクビ(Pelusios broadleyi)も押さえてあります。
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アフリカ勢は他にもモリ、アダンソン、クロなんかがいました。

そしてニシキマゲクビ(Emydura subglobosa)のアルビノ個体。もともと赤みの強い本種は、アルビノになると紅白のカメになります。これほどアルビノにする意味のあるカメもいないのでは。
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Dr. Kといえばニューギニアナガクビ(Chelodina novaguineae)のブリードですが、お邪魔した日もちょうどハッチしたてのコが見られました。
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ずっとこの部屋で過ごしたくなるまさにカメパラダイスでした。

Show of the day:
Grateful Dead
03/10/81
Madison Square Garden, New York, NY
by acanthochelys | 2008-06-06 01:21 | その他の曲頚類 | Trackback | Comments(7)
明けちゃっておめでとうございます。
正月は妻の里、(最近悪いことで名をあげた)佐世保に行っていました。昨日は長崎バイオパークという動物園に行きました。ここの一番有名なキャラは、完全人工保育のために泳げなかったカバの「モモちゃん」ですが、大型水槽にカメもいたりするんです。
中でもぼくのお気に入りはこのナスタカエルガメ(Batrachemys nasuta)(もしかしたらアマゾンかもしれません)。

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新年一発目なのに、暗くてピンボケでごめんなさい。
間口4m以上、水深2m以上の大型水槽で、ピラルクやレッドテールキャット、コロソマなどの大型熱帯魚と同居してます。このケージ全体でアマゾンをイメージしてるらしくヌートリアやナマケモノまで同居してます。
なのになぜかスッポンモドキも2匹いました。

例によってこのカエルガメに注目したりする人は皆無で、プレートもヒラリーカエルガメになってました。...トホホ。

今年もよろしくお願いします。

Jerry Garcia & John Kahn
04/21/82
Beacon Theatre, New York, NY
Encore with Dr. John!!
by acanthochelys | 2008-01-04 19:38 | その他の曲頚類 | Trackback | Comments(0)
カメ仲間が亡くなりました。
ぼくの最も古いカメ仲間のひとり(12年のつきあいです)が亡くなりました。突然だったのでショックです。
昨日は葬儀に行きその足で残された生き物達を数名で引き取ってきました。オウム2羽、フェレット2頭、プレーリードッグ1頭、パンダマウス50匹以上、レオパ5-6匹、バジェットフロッグそしてカメは各種合わせて30-40頭(引き取れなかった生き物はまだまだ多数いました、魚類や昆虫関係とか....)。生き物全てこよなく愛する方でした。
カメのほとんどは日本各地から御自分で採集されたクサガメやイシガメでしたが(クサガメのバリエーションにはうるさい方でした)、外国産のカメもおり、そのうちの2頭だけが曲頚類でした。写真はその2頭のうちの片方、マタマタ(Chelus fimbriatus)です。

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右後ろ足のないこのコは友人宅にもらわれて行きました。
曲頚類のもう1頭はセウネハコヨコで、ぼくが引き取ってきました。


あの方がもうこの世にいないなんて本当に信じられません。

Such a long long time to be gone
And it's short time to be there.
~Box Of Rain, Robert Hunter

今頃世界中のカメを見てまわっているのかな....。

Today's show:
Grateful Dead 07/09/95 Soldier Field, Chicago, IL
THE FINAL SHOW
by acanthochelys | 2006-10-04 00:31 | その他の曲頚類 | Trackback | Comments(5)
カクレガメ
3年前にメルボルン動物園で見たカクレガメ(Elusor macrurus)です。

この記事には訂正があります!

すみません以下↓の肛門呼吸云々の記述は訂正します。(08/11/06)。直腸からの呼吸にほぼ依存しているのはカクレガメでなくハヤセガメ(Rheodytes leukops)の誤りです。ぼくの完全な勘違いでした、ご迷惑をおかけしました!

このカメハヤセガメはとても変わっていて肛門に水を出入りさせてガス交換を行います。水中にいるときは肛門を大きく開いて中にあるエラのようなフサフサをヒラヒラさせます。このガス交換はとても効率がよく、通常の状態では肺呼吸をする必要がありません!したがって息継ぎもしないのです!!もちろんこんなことできるカメはカクレガメハヤセガメだけです。両生類は皮膚呼吸のみでくらす無肺の種類もいますが、爬虫類以上で肺呼吸にほとんど依存しない種類はこれだけだと思います。
通常カメが水面に上がってくる最大の目的は呼吸なので、普通のカメが鼻先を空気中に出したら呼吸にあわせて体が浮いたり沈んだりしますが、このカメが水面に上がってくるのはまわりの様子をうかがうためだけで、息継ぎしないので体も上下しません。

この写真の個体はじっとして見ている間は全然動きませんでした。
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日本ではめったに見られない珍亀に感激して一生懸命写真を撮ってた僕を見て、横にいたおばさんが「あらあら、このカメ、カメラにポーズとってるみたいねぇ。」って言って笑ってました。

Today's show:
Frank Zappa & Mothers 10/26/73 Armadillo World Headquarter, Austin, TX
by acanthochelys | 2006-07-19 22:43 | その他の曲頚類 | Trackback | Comments(5)
おめでとう
今日はうちのムスメの13回目の誕生日!
おめでとー。いろいろ大変だけどがんばれよ〜。
写真は8年前です。このジョフロア(Phrynops geoffroanus)は残念ながら3年後に☆になってしまいました。f0071657_184311100.jpg

Today's show:
Jerry Garcia Acoustic Band 10/17/87 Late show
Lunt-Fontanne Theatre, NYC, NY

by acanthochelys | 2006-02-16 18:43 | その他の曲頚類 | Trackback | Comments(2)