カテゴリ:その他のナガクビ類( 46 )
お嫁入り
ものすごくご無沙汰しておりました。
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先日、あしかけ7年飼っていたジーベン(最近の正しい学名はChelodina (Macrochelodina) oblongaですね、ややこしい...)とお別れしました。

甲長30cmを越えるダイナマイトボディで、何でもよく食べ、ご覧の通りハンドリングするとされるがままでおとなしいという、とってもよいコでした。
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....お別れといっても死別ではありません。
上野動物園に寄贈してきたのです!
スペース的な事情で苦渋の決断でしたが、結果的に多くの方のお役に立てそうで何よりです。
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検疫室でお別れでした....。達者で暮らせよ。
そしてできれば、たくさん卵を産むんだよ!

いずれ展示されると思いますので、行かれる方はぜひ元気な姿を見てやって下さいね!


by acanthochelys | 2017-03-10 18:59 | その他のナガクビ類
学名問題
1年以上放置してました....。面目ございませぬ。

超ひっさびさの記事です。

Chelodina canniの記載者の1人でもあるScott Thomson氏が爬虫類の学名記載に関するブログを始めました。
これがなかなか興味深い内容で、ややこしい命名の混乱を解説してくれています。

1回目の内容は特に重要と思われるので、要点だけ紹介します(ご本人の了承済みです)。

ご存知の方も多いと思われる、いわゆる「ジーベン」といわゆる「オブロンガ」の学名の問題です。

 まずはいわゆる「ジーベン」の問題。この種の現地の英語名は「Northern Snake-necked Turtle 」ですが、結論から言えば、命名規約的に現在有効な学名は以下の通りです:
Chelodina (Macrochelodina) oblonga Gray, 1841
つまり種名としての"C. siebenrocki"はもちろん"C. rugosa"も無効だということです。これは、これまでC. oblongaの模式標本だと思われていたものがよくよく調べたら現在C. rugosaなどと呼ばれていたNorthern Snake-necked Turtleのものだったからです。種の記載は根拠となる標本が全てに優先します。GrayがC. oblongaとして記載したのが1841年、OgilbyによるC. rugosaの記載が1890年、さらにWernerによるC. siebenrockiの記載が1901年ですから、この中で最も古いGrayの記載のみ有効で、後の2つはsynonymとして抹消されることになります。したがって、C. oblongaの記載は標本の実物(”いわゆるジーベン")が優先され、名前の方が入れ替わるということです。
 ということは、日本で「ジーベンロックナガクビ」または「チリメンナガクビ」と言われていたものは学名通りに呼べば「オブロンガ」になってしまいます。この種は今後さらに種分割されていく可能性がありますが、「ジーベンロック」「チリメン」はいずれも旧学名に由来する和名なので、当面の和名は「キタナガクビ」が妥当だと思いますがいかがでしょうか。分布で名付けておけば今後の命名変更でも影響受けにくいかと...^_^;;

 次がいわゆる「オブロンガ」の問題。
命名規約的に現在有効な学名は以下の通り:
Chelodina (Macrodiremys) colliei Gray, 1856
こちらに関してはScott氏は新たな英名は、「South-western Snake-necked Turtle 」を提唱しています。これまでよく知られていた種名がNorthern Snake-necked Turtle「キタナガクビ」に取られてしまったので、正しい標本で記載していた最古の学名collieiが復活するということです。
 これまた日本でも「オブロンガ」という通称でよく知られていたわけですが、それは昔の「ジーベン」を指す学名なので、今後は使うのを控えた方がよいと思われます。和名が学名には由来しない「コウホソナガクビ」で影響を受けないのはひとまず安心です。それにしても「オブロンガ」というなんともインパクトのある名前が使えなくなるのは正直残念ですね。「コリエイ」ってなーんか迫力ないし...^_^;;;

 もちろんScott Thomson氏の目的はあくまで記載の混乱を正すことで、呼称を混乱させることは本意ではないため、ICZN(動物命名法国際審議会 )に模式標本よりこれまで通用している学名を優先させる特例適用を申請しているようですが、受理されていません。したがって、この状況では現在の模式標本が全てに優先するため、規約上紹介した命名になるというわけです。

ちなみにMacrochelodinaMacrodiremysはいずれも現状では亜属扱いだそうです。
それにしてもややこしいですね。

キタナガクビ(旧称チリメンナガクビ)Chelodina oblonga
これですぐに実物を思い浮かべてもらうようになるまでは時間がかかりそうです。

とは言え「オブロンガベビー大量入荷!」なんて広告で書かれてたら、やっぱり当分、ヒエーっヽ(ill゚д゚)ノ てなりそうです....。

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写真は9月生まれのヒガシナガクビ(Chelodina longicollis)。

同じ内容の記事をFacebookのナガクビグループに投稿したんで、せっかくだからこちらのも記事にして載せてみました。これがブログ継続のリハビリとなるか...^_^?!!
by acanthochelys | 2014-10-14 01:58 | その他のナガクビ類
おそるおそる
おそるおそるログインしております。
前のカキコからなんと3ヶ月空いてしまいました...。このブログ始まって以来の放置期間でまことに恐縮です。

その間に、九レプがあったりCITESの変更があったりで、気づけばとうに梅雨は過ぎさりすっかり季節は真夏ですね...。

実は最近長年飼っていたコに立て続けに逝かれてしまい、しかも自分の不注意だったこともあり、ちょっとガックリ来てたりしてました。

とりあえず、カメたちの近況でも....。

職場のチリメンナガクビ(Macrochelodina rugosa)、ちょっと前に水換えしたとき甲羅もブラッシングしてあげて、女っぷりが上がりました。
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王国でハッチしたクロハラヘビクビ(Acanthochelys spixii)、こんなに大きくなりました。国内某所では繁殖が軌道にのったとかいうウワサです...。
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海洋堂の古田悟郎さんとこで殖されたChelodina sp.、なにげに本ブログでは初登場かも。
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かたくなにペレットには餌付いてくれません。

最後は昨年繁殖成功したトゥルカナ(Pelusios broadleyi)のペア。
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昨年はオスのDVがひどくてメスの頚がガビガビにされてたので、冬の間は分けて、春頃から同居させてます。写真のような感じでよしよしと思ってよく見るとメスが上になってる.....。道理でメスの頚が全く傷つかないなーと思ってたんですよね。今年はダメかも...。

ちなみにロンギとアダンソンは卵が取れてて白濁してるのもあります。今年こそと期待したところです。

Show of the day:
The Rolling Stones
06/29/13
Glastonbury Festival, Pyramid Stage,
Worthy Farm, Pilton, Somerset, UK
by acanthochelys | 2013-07-13 22:22 | その他のナガクビ類
すでに梅雨
すっかり間が空いてしまいましたが...

九レプ前夜イベントはちゅもんの夕べは、70名以上のお客さんに来ていただき大盛況でした。
イベントの様子はこちら↓
http://9hachu.blog6.fc2.com/blog-entry-29.html
来て頂いた方、宣伝に協力して頂いた方、どうもありがとうございました!

今頃の感が強いですが、九レプで見たコたちを例によって曲頚類限定で紹介します。

すっかり軌道にのっている国産コシヒロカエルガメ(Phrynops tuberculata)。
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一昔前は超高級種が、身近になりました。

ウスグロハコヨコクビ(Pelusios subniger)。
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本来はこれでもかってくらい地味なカメですが、このコは成熟したオスのようで鼻先や頬がほんのり朱にそまっててなかなかキレイでした。

一瞬サバンナ?と思ってしまうほど特徴的な模様のコロンビア産モンキヨコクビ(Podocnemis unifilis "Colombia")。
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結構まとまって来たようで、個体変異とかではないようです。

しかし、今年の九レプはなんと言ってもこれ!

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オブロンガ様ことコウホソナガクビ(Macrodiremys oblonga)、しかもペアです!!!!!

マニア垂涎のオス。
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すごく元気でした。

こちらはまだ若いメス。
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こちらも元気。指を爪で引っ掻かれました。


いいひとに買われるといいけな...などと、余計な心配をしていたら....、

なんと!あの知る人ぞ知る九州の有名ブリーダーがお買い上げでした。
いろんな意味でめでたしめでたし。

そんな九レプが終わってある日家に帰ると......トゥルカナ水槽が真っ白!
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水中産卵してました。

お母さんはペルシオス研究所生まれのCB。まだ3歳とちょっとの早熟ママ。
来た頃の姿はこちら↓。
2009年6月の様子1
2009年6月の様子2
2009年6月の様子3
お父さんはどようさんから預かってるつるたろちゃん(ワイルド)です。

結局割ったのは最初の1個だけでしたが、自分で乗ってへしゃげさせてしまうものもあって残念でした。へしゃげたものも含め、全てしっかり卵黄は沈んでいました。

へしゃげてないものはすぐに白濁開始して、血管が見えてきたものもあり、今のところ順調のようです。
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上手く孵れば、少なくとも片親は日本CB二代目ってことですが、どうなることやら....。

おまけは、こちらもどようさんから預かっているジーベン(Macrochelodina rugosa)。
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久しぶりに甲羅を掃除してあげました。とても慣れたよいコで、手で持ち上げられてもじーっとしています。

Show of the day:
Phil Lesh & Friends
04/29/12
Terrapin Crossroads, San Rafael, CA
by acanthochelys | 2012-06-25 08:33 | その他のナガクビ類
いやぁオブどらごん
あけまして、おめでとうございます。
今年ものんびりおつきあい下さい。

新年一発目は、年末の忙しさにかまけてアップしそこなっていたお宅訪問。

11月にNさんのお宅にお邪魔してきました。もちろん一番のお目当てはこのコに会いに行くこと!
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国産初のオブロンガCBです!
Macrodiremys oblonga Japan CB 2010
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おそるおそる手に取りました。
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やっぱりこのトンガリ鼻がステキ!
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喉元から首筋や腹甲には、ベビーのときの柄がまだ残っています。
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実はものすごく元気で、逃げようとして頸をブンブン振り回すので、取り落とさないようにこわごわの撮影でした。

尾の形からすでに、2匹ともオスであることが判明してます。
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オブのオスは希少なので、心強い限りです。

こちらがお母さん。
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Macrodiremys obloga, the mother.
エクストラクリーパー No1のグラビアに登場してもらった美人さんです♡

アダルトメスはもう一匹いました。
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こちらは、ちょっと肌荒れで療養中でした。

もちろん他にもたくさんカメがいましたが、やはりメインはヘビクビ/ナガクビ系です。

エクスパンサ様!
Macrochelodina expansa
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CBだそうですが、貫禄十分に育っています。

ロンギの群泳。
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一匹だけパーカーが混じっていますが、わかるかな?

ロンギ自家CB。
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Chelodina longicollis Japan CB 2011
Nさんとこは一昨年からロンギは殖え始めたそうで、今年は豊作だったそうです。

オオアタマヘビクビ。
Acanthochelyls macrocephala
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トゲモモヘビクビ、見事に色の出た大きなオスです。
Acanthochelys pallidipectoris
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他のメスを噛みまくるのが玉にキズで、隔離されてました。

ブチハラヘビクビ。
Acanthochelys radiolata
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飴色の甲羅が大変美しいです。

他にもまだまだいましたが、とても紹介しきれません...。

Nさんのお宅の玄関にいたのがこの2頭。

オブロンガ(の剥製)
Macrodiremys oblonga
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マキシ(の剥製)
Hydromedusa maximilliani
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どちらもなかなかの出来映えです。

お酒までごちそうになって、すっかり長居をさせてもらいました。Nさん、Nさんの奥さん、どうもありがとうございました。

おまけはうちのビクトリアアカミミ。
Emydura victoriae
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色上げ一切してませんが、ストライプの赤は保たれています♪

Show of the day:
7 WALKERS 12/31/11 All
The Silo, Reading, PA
by acanthochelys | 2012-01-14 10:50 | その他のナガクビ類
国産オブ様ご近影
すーっかり間が空いてしまいました。
おかげさまで、いのちのたびの特別展示は延べ7万人の動員をもって大成功をおさめ、無事撤収をすませてきました。
そうこうするうちに季節は既に秋になってしまいましたね。ベランダのカメたちをそろそろとりこむ算段をせねばなりません...。うちは環境設定が悪いので産卵のペースが全然読めません....。

気をとりなおして....、
オブロンガ(Macrodiremys obloga)の国内初繁殖の快挙をなしとげたNさんから最近の写真を頂きました。許可を得てご紹介致します。
Oblong turtles captive bred in Japan 2010. The very first Japan CB for the species!!
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大きい方のコはご覧の通り貴重なオスです!
成長線がバリバリでて絶好調のようです。既にベビーの弱々しさは消え去っています。
とは言え、下顎の模様や頚のラインはベビーの頃の面影を残していますね。
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ちなみに以前の記事はコチラ
このまま元気に育ってほしいと切に願っております。
Nさん素晴らしい写真どうもありがとうございました!

続いては、対抗する訳じゃないですが、うちのクロハラベビーの様子でも。
Acanthochelys spixii captive bred in Japan 2011.
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ペレットをバリバリ食べて、だいぶ大きくなりました。
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まだ腹甲や手足にははっきりとピンクのブロッチが入っています。でもフラッシュを焚くと赤が飛んでしまうんですよね....。
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最近はトゲモモの卵が少しとれました。王国でもとれているそうですので、合流させて王室孵卵プログラムに乗せてもらおうと考えています。さてどうなるか...。

今週末は「ぶりくら」ですね!
今年はお客さんとして単独で参加します。
皆様、お手柔らかによろしくお願いしますσ(^_^;。

Show of the day:
Grateful Dead
04/21/72
Beat Club, Bremen, West Germany
by acanthochelys | 2011-09-28 01:07 | その他のナガクビ類
眼福
オーストラリアのカメマニアから頂いた写真を許可を得て紹介致します。

これはぜひともみなさんに見て頂かねばと思いお願いしてきました。

ともかくご覧下さい。ため息ものです。
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そう、オブロンガ(Macrodiremys obloga)です。
Oblong turtle hatchling bred and photographed by Craig Latta.

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ただただ眼福ですね。

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光彩に入る黒いドットは、ナガクビではオブロンガだけに見られる特徴です。
口角から頚の側面や手足に入った黄色いラインもオシャレです。

Thank you so much Craig. You are the man!!

この方は去年はじめて人工繁殖に成功したそうで、写真のコは今年のクラッチからです。去年の繁殖成功がオーストラリア国内でもホビイストとしては初のことだったそうです。

ということはこの種の繁殖に個人で成功してる人は世界的にもほんの数人のようで、先日ご紹介したNさんはやはりまぎれもない快挙でしょう。

こんなベビーがまた日本で見られるように下々はただただ祈るばかりです....。

打って変わって、
目覚めたうちのロンギたちの様子(Chelodina longicollis)。
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シドニー(Emydura m. dharuk)も無事冬越しできたようです。
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でも中にはこんなコも....
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ワイルドオスの10号です。爛れちゃってる...。水温はあがってきたぞ、がんばれー。

Show of the day:
Grateful Dead
03/03/81
Cleveland Music Hall, Cleveland, OH
by acanthochelys | 2011-04-19 07:59 | その他のナガクビ類
正解発表
今日は福岡は雨、その向こうの韓国では雨水の放射能を懸念して全小中学校が休校になったそうです。さすがにこの雨にぬれたからどうってことはないでしょうが、原発は一進一退だし、大きな余震が起きたりして、まだまだ日本は不安がいっぱいですね。

さて、そろそろ正解を発表します。
Now here are the answers:)

第一問はこれでした。
Qustion 1
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正解は...
マルナガクビ(Chelodina steindachneri)です。
The answer of Q1 is Chelodina steindachneri from the Bill McCord collection.
Bill McCordコレクションにもただこの1頭だけでした。
椎甲板はかなり横長です。腹甲の感じはロンギに似ていますね。
興奮してピンボケばかりですが、追加写真です。
顔はやはりロンギに似てますね。幼体なので甲羅の丸みはまだそれほどでもありません。
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成体のまん丸い甲羅に次ぐ特徴はこの頚の質感。他のA群はもっと鱗一つ一つがイボイボしてますが、それに比べてずっと滑らかです。
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The neck scales are very smooth coparing to other group A chelodinas with more tuberculed necks.
今後も日本に来ることはないでしょうから、これもいつの日か現地で見てみたい種ですねぇ。


第二問はこれでした。
Question 2
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これもきっとレア種だと思ったあなた。すみません。

正解は...
パプアカブトガメ(Elseya branderhorsti)の老成個体です。
The answer of Q2 is Elseya branderhorsti. As you see, it is an aged female specimen.
頭部が見事に色がぬけて、オージーの同属種そっくりに見えてすごい迫力でした。一般種ですが、ここまで見事に色抜けしたのは見たことがありません。
ちなみにこちらもビル・マッコードコレクションの個体です。
She is also from the Bill McCord collection.


いかがでしたでしょうか?
楽しんでいただけましたか?またそのうち第二弾をやりますね。

おまけはうちのマッコ初子の様子でも...。
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Chelodina m. mccordi. My very first hatch is growing fine:)
ペレットもバリバリ食べる良い子です。うちで元気に育つコは好き嫌いしないコだけって話もありますが....。

Show of the day:
Grateful Dead
11/05/79
The Spectrum, Philadelphia, PA
by acanthochelys | 2011-04-08 08:08 | その他のナガクビ類
おともだちの写真
未曾有の大地震、それにつづく放射能漏れや、停電、物資不足など、東日本の大変な状況はまだ当分続きそうです。

被災された方々には本当に心からお見舞い申し上げます。

震災に伴って、いろんなことが自粛ムードでとりやめになっています。

しかし現実的理由でできない方々はさておき、被災していない人はこれまで通りに、いやこれまで以上に、働いて、遊んで、消費して、経済を動かして日本をささえるべきだと思っています。

最近お友達から頂いた写真を、紹介して行こうと思います。

まずは、クリーパー誌繁殖最前線でオブロンガ(Macrodiremys obloga)の繁殖記事が紹介され、一躍話題となったNさんから頂いた、オブちゃんたちの近況。
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Macrodiremys obloga (Chelodina oblonga) CAPTIVE BRED in Japan 2010!!!
クリーパーでは、2匹の色味が違って見えましたが、現在は似たような色になってきてますね。
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頸の太さがハンパないです。
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食欲も旺盛だそうで、順調に成長しているようですね。

今回のオブロンガ繁殖成功は、はっきり言って、世界的快挙です。あのビルマッコード博士もNさんとこのベビーの写真を見て「Nice job!」と言っていました。同居させるとメスがオスを殺してしまう、というのが最大の問題のようで、Nさんの勝因は相性のいいペアを使ったことと、もちろんそのためにメスがその気になるような環境を整えてあげたことでしょう。繊細だとか飼いにくいとかいろいろ言われている本種ですが、CBということで格段に飼い易くなったりするといいですねぇ。

次は、オブロンガつながりで、パースの町中の「カメに注意」の標識です。オーストラリアからいつも楽しい写真を送ってくれる松井淳さんからです。
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ちゃんと頸が長いオブロンガの絵になっているのがナイスですね。
産卵のためにオブロンガがこの道を渡るんでしょうね。ということは産まれたベビーたちは逆向きに渡って水場に帰るんでしょうね。いつの日か見てみたい光景です。
ちなみに松井さんのブログはこちらです:
http://munkarra.cocolog-nifty.com/

つづいて、うちに以前いたボツワナ産基亜種ヌマヨコクビ(Pelomedusa subrufa subrufa)の近況を、現在の飼い主であるりんごちゃんが送ってきてくれました。
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Pelomedusa subrufa subrufa from Botswana.
ブドゥというかっこいい名前をもらって可愛がってもらっているようです。頭のゴマ模様がシブいです。
ちなみに昔の写真はこちら:
http://chelidphil.exblog.jp/4867350/

Nさん、松井さん、りんごちゃん、写真どうもありがとうございました!

最後はうちのロンギ初子の様子でも:
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(後ろに誰か写り込んでますねww)
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Chelodina longicollis
甲ズレのひどい方が成長が良く、あまりズレてない方は食細くてなかなか成長しません。

まぁ、世の中そんなもんですよね。

5月恒例の九レプも、関東からの出店減少などが見込まれる中、決行するかどうかの決断を迫られています。ぼくは、多少無理してでもやってもらいたいと思っており、これまで以上に手伝えることは手伝いたいと考えております。皆様もぜひご協力下さい。当日たくさんの方に来て頂くのが最大の協力です。前夜イベントも昨年同様行おうと考えております。そちらもよろしくお願いします。

Show of the day:
Grateful Dead
06/28/76
Auditorium Theatre, Chicago, IL
by acanthochelys | 2011-03-24 08:09 | その他のナガクビ類
あごひげ
あっと言う間に2月に入り、寒さも少しだけ和らいで来た気のする今日このごろ。
久々の更新です。

昨年のアメリカの土産話の続きをそろそろ書かねばと思ってました。
ビル・マッコード・コレクションから第一弾はコレです。


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このゴッツいヒゲ面は....、

そう、アゴヒゲナガクビ(Macrochelodina walloyarrina)です!!

ビル・マッコード氏の家にお邪魔して、現物を見せてもらって来ました!

トレードマークのアゴヒゲは、太くて長いです。
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背甲はゴツゴツと角張ってて平たい感じで、卵形のジーベン/チリメンとはかなり違う感じです。
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腹甲の両側は平行で、記載論文の通りです(そりゃそうですよね。記載した当人の個体なんだものwww)。
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甲羅が平たくて、背甲に比べて腹甲が小さいので、腹甲側から見ると手足の開口部が大きく見え、ジーベン/チリメンよりエキパンに似てる感じがします。

メスはこんな感じ。
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背甲と腹甲の特徴はオスと同様です。
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この個体に限らず、数個体いたメスはどれもヒゲは発達していませんでした。なので「これって、性差じゃないの?」と尋ねると、ビルは「個体差かなと思っていたが、言われてみればそうかも知れない。」と言ってくれました。天下のビルマッコードの気づかなかったことに気づいて、ちょっとウレシくなりました。

別のメス。
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頭部の幅がハンパじゃありません!このコは卵をもっているとのことで隔離されていました。

ヒゲの濃さが違うのが、本当に性差だとすると、ヒゲがモジャモジャのオスの方がモテるってことなんでしょうね。もしかしたらペアリングのときに、メスの頭の前でプルプル振ったりするのかもしれません。

パっと見にはジーベン/チリメンと似たようなものじゃん、って言われてしまうのかもしれませんが、手に持てば、バンバン噛み付こうとしてくるので、気性が全然違うことが分かります。ブルンガンジことアーネムナガクビが、同じように噛み付いてくるナガクビで有名ですが、2種が特に近縁であることの示唆かもしれません。(残念ながらアーネムはいませんでした)。

まだまだすごいのがいましたので、おいおい紹介していきますね。

All specimen of Macrochelodina walloyarrina shown here are from Bill McCord's collection.
Thank you very much for your kindness, Bill!!!

オマケはうちのオカバンゴハコヨコクビ(Pelusios bechuanicus)とアダンソンハコヨコクビ(Pelusios adansonii)。
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仲良く甲羅干しをしていました。水が汚れまくっているとこはつっこまないで下さいね。

Show of the day:
Grateful Dead
01/24/69
Avalon Ballroom, San Francisco, CA
by acanthochelys | 2011-02-10 00:33 | その他のナガクビ類