<   2013年 03月 ( 2 )   > この月の画像一覧
さいてす
3月も後半に入り、すっかり春らしくなりました。
3月と言えば、ハープホビィストには大変気になるCITESの会議がバンコクで行われていました。

議題は全部で71、このうち爬虫類は16議題でそのほとんど(11議題)がカメ目でした。ちなみに両棲類は3議題でした。

全般の話はどこかでキチンと解説されるでしょうから、曲頚類専門サイトとしては一番気になるマッコードナガクビ(Chelodina mccordi)に関する議題を解説します(多少意訳が入ってるかも…)。
f0071657_16425030.jpg


28番目の議題として、米国が「マッコードナガクビを現行の付属書2から付属書1への変更(つまり昇格)する」ことを提案していました。
(生息域の国でもないのに余計なお世話な気もしますが…)
会議での議決としては以下の通りです:
An amended proposal to retain this species in Appendix II with an annotation “zero export quota from the wild” was adopted together with two accompanying draft Decisions which can be found in document CoP16 Com.I.14.
野生個体の輸出割当をゼロとするという条件付きで現行の付属書2のままとすることになりました(一安心)。ただし、これにはさらに2件の付帯条項が議決されています。
Directed to the Animals Committee
Dec. 16.XX
Include the Roti Island side-necked turtle (Chelodina mccordi) as matter of priority in the Periodic Review of the Appendices at its 27th meeting.
第一は、「次回第27回CITES動物委員会会議でもマッコードナガクビは重要案件として継続的に審議すること」という動物委員会宛の議決。
Directed to the Secretariat
Dec. 16.XX
Liaise with the range states of the Roti Island side-necked turtle (Chelodina mccordi), Indonesia and Timor Leste, to compile information relevant to the Periodic Review of the Appendices for review by the 28th meeting of the Animals Committee.
第二は、「今後の動物委員会での審議に必要な情報を、生息域であるインドネシアと東チモールと連携して集めておくこと」という事務方宛の議決。
以上です。

つまり
「マッコはとりあえずCITES IIのまま、でも野生個体は流通禁止だよ。あと、生息地の情報を今後も精査して、これからもマッコは定期的に議題に載せるからね。」
ということです。マッコのように繁殖個体でほぼ完全にペットニーズをまかなえる種類は、大変妥当な議決だと思います。今後の個体数回復にはなんといっても生息環境の復元でしょうが、場合によっては繁殖個体の放流も考えてもいいのではないかと思います。本来の生息域が小さくて遺伝的多様性がそれほどあるとも思えないし、いわゆるセーフネットとしては十分すぎる個体数がつねに飼育下で維持されているわけですから。

とりあえず一安心でうちのマッコたちも喜んでおります。
f0071657_1650987.jpg


3月中旬なのに福岡では桜がかなり咲いてます。今週末あたりは花見が盛り上がるでしょう。
おまけは、この陽気で完全にお目覚めモードのロンギ(Chelodina longicollis)たち。
f0071657_16503552.jpg

f0071657_16504681.jpg

今日は似たような写真ばかりですね...。

Show of the day:
David Bowie
12/12/78
NHK Hall, Tokyo, Japan

by acanthochelys | 2013-03-19 17:32 | マッコードナガクビ | Trackback | Comments(4)
踊り子号に乗って
iZooに行って来ました。
仕事で静岡県に行ったもので、ちょっと気合いを入れて足を伸ばして来ました。

ちょうど河津桜の花盛りとのことで、最寄り駅の河津駅付近はかなりの人出でした。

タクシーに乗ってiZooに到着!
f0071657_0383524.jpg


....まず最初にお断りしますが、いろいろと爬虫類や両棲類がいましたが、当ブログの偏屈ポリシーで写真は曲頚類しか紹介しませんので、あしからず。

ニシキマゲクビ(Emydura s. subglobosa)。レイアウトされたケースに入ってました。
f0071657_039478.jpg


よく見ると奥にはマックォーリーらしきマゲクビ(Emydura macquarii)が2匹いました。ネームプレート表示はありませんでしたが。
f0071657_0395657.jpg


屋外のタタキ池で飼育されていたヒラリーカエルガメ(Phrynops hilarii)。ここでは通年屋外飼育だそうです。
f0071657_0411741.jpg


スッポンモドキと一緒に入っていたチリメンナガクビガメ(Macrochelodina rugosa)。
f0071657_043390.jpg


曲頚類は他にヒラタヘビクビがいましたが、意外にもちょこまかと泳ぎ回ってうまく撮影できませんでした(汗)。

もちろん他のカメや爬虫類がたくさんいました。レアものとしてはアリヅカニシキヘビやヨウスコウワニ、サンゲイザーのベビー。毒物もいろいろいてガラガラヘビのアルビノは素晴らしかった。カメレオン(種類はよくわかりませんでした)が通年屋外飼育されていたのも勉強になりました。もちろんアンディランド時代からのゾウガメ軍団も元気にしてましたよ。

ということで締めはiZooならではのスペシャルメニュー、ワニ&チップス!
f0071657_044656.jpg

少し固いところもありましたが、全体的には美味しく頂きました。他にもクロコダイルラーメンとかいろいろ気になるメニューがありました。
平日の昼間でしたが意外にもお客さんは多かったです。前身のアンディランドには結局行けずじまいでしたが、iZooにはさっそく行けて満足でした。

おまけはウチのマッコ水槽の様子。
f0071657_0455695.jpg

一時収容中のトゥルカナオス(Pelusios broadleyi)が手前ででかい顔してます。マッコといえば、CITES気になりますねぇ....。

Show of the day:
Kylyn
06/15-17/79
The Roppongi Pit Inn, Tokyo, Japan
by acanthochelys | 2013-03-04 22:05 | マゲクビガメ類 | Trackback | Comments(2)