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既に3週間前になりますが、名古屋出張の帰りにかの有名なDr. Kのお宅にまたまたお邪魔して来ました。

クリーパーの超両爬道でも紹介されたカメ飼育小屋の中はまさしく「カメパラダイス」!

何度来ても、「うぉーっ」と叫んでしまうコたちが目白押しでした。

曲頚類がメインでしたが、チズガメやヤマガメ、リクガメもいましたよー。
でも、もちろんぼくの興味は曲頚だけ、その中からほんの一部を紹介すると....

トゲモモヘビクビ(Acanthochelys pallidipectoris)、2ペアいました。ひろびろとタタキ池で飼育されてて、産卵までは至るそうですが、そこはそれ悪名高きAcanthochelys属、冷やそうがどうしようが発生開始したことが無いそうです....。難しいものですね。
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ズアカヨコクビ(Podocnemis erythrocephala)、コレも2ペア。ご覧のようにメスはオスに比べて地味ですね。ワイルドが市場に出回っていた頃は観賞価値の高いオスばかりだったので、わざわざ汚い個体を探しまくってメスをゲットしたんだとか。これもいずれベビーが取れるでしょう、楽しみですね。
これがオス
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こちらがメス
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コシヒロカエルガメ(Batrachemys tuberuculata)、これも卵は産むけど発生しないそうです。
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南米のちょっと涼しい地域にすむカメたちはなぜか皆こんな感じ。やはり現地の環境になにか秘密があるんでしょうねぇ。

ブラジルヘビクビ(Hydromedusa maximiliani)、オス1頭のみ。水面に常に扇風機をあてて空気が回るようにしてありました。こうすると生息地の渓流の環境に近づくのか状態が上がったそうです。すごく太ってますね:)
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口角のフラップは本種だけの特徴です。
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エドワードハコヨコクビ(Pelusios williamisi lutescens)、これもペア飼い。目の下の白いラインが特徴的。
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もちろん究極のアフリカ曲頚トゥルカナハコヨコクビ(Pelusios broadleyi)も押さえてあります。
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アフリカ勢は他にもモリ、アダンソン、クロなんかがいました。

そしてニシキマゲクビ(Emydura subglobosa)のアルビノ個体。もともと赤みの強い本種は、アルビノになると紅白のカメになります。これほどアルビノにする意味のあるカメもいないのでは。
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Dr. Kといえばニューギニアナガクビ(Chelodina novaguineae)のブリードですが、お邪魔した日もちょうどハッチしたてのコが見られました。
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ずっとこの部屋で過ごしたくなるまさにカメパラダイスでした。

Show of the day:
Grateful Dead
03/10/81
Madison Square Garden, New York, NY
by acanthochelys | 2008-06-06 01:21 | その他の曲頚類
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